MUSIC
「降誕節にはバッハを、復活節にはヘンデルを」が密かなモットーである。 ヘンデルは年末に演奏を聴く機会が多い作曲家だが、わたしのなかではイースターのあるこの時期にこそ聴きたい音楽でもある。《メサイア》がとりわけ有名であるが、受難から復活までに…
Twitterで投稿していた、#7daysbookcoverchallenge(7日間ブックカバーチャレンジ)。 7日めを迎えたので、それぞれの本の紹介をしていきます。 7日間ブックカバーチャレンジとは? 読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、好きな本を1日1冊、7日間投…
在宅勤務になって、もうすぐひとつきが経つ。 最近の小さな楽しみは、週に1回スーパーでお買い物をする帰りに近くのお店でデリをテイクアウトすること。フランス人のオーナーが営んでいて、店内に入るといつもBonjour!と満面の笑顔で出迎えてくれる。そこで…
16日の朝、ラジオをつけると「本日はヘンリー・マンシーニの誕生日です」というアナウンスとともにムーン・リバーが流れた。5番街の風景を思い出して、ひとりでぐずぐずと泣いてしまった。そのまま勢いで、カポーティの原作を読み返す。 ぐずぐずと考えなが…
なんかもう、この絵、最高じゃないですか。 グレン・グールドは独特な演奏スタイルが話題になったり、日本だと坂本龍一セレクションをリリースしていたりということもあって、「クラシックは聴かないけれどグールドは好き」というひとが一定数いる稀有な演奏…
本日3月7日は、フランスの作曲家モーリス・ラヴェルのお誕生日。 1875年にバスク地方のシブールで生まれ、国際色豊かで革新的な空気感のあった時代のパリで音楽を学び、エキゾチックで独立した作品をたくさん生み出したラヴェル。 そんな彼の生誕を祝い、お…
11月も半ばになり、街中がクリスマスカラーに色づいてきた。 ディケンズやアガサ・クリスティーの小説を引っ張りだして、待降節を待ちわびる。 この時期はクリスマス・ソングとジンジャーブレッドラテを堪能するために、スターバックスに足を運ぶ機会も増え…
引き続き、『ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018』のこと。 今年出会った、素晴らしい音楽家たちをご紹介します。 マリー=アンジュ・グッチ(p) 若干16歳でパリ国立音楽院からピアノ演奏の修士号を授与され、ウィーン音楽院で指揮を学んだ早熟の天才ピアニスト…
ゴールデンウィークはラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018へ。じつは大学卒業以来の参加で3年ぶりとなってしまいましたが、有楽町の賑わいは変わりなく、楽しい時間を過ごすことができました。 今年から丸の内・東京国際フォーラムのほか、池袋・東京芸術劇場で…
昨日は名古屋フィルハーモニーの定期演奏会・新シーズン第1回の公演に行ってきました。 名フィルの定演は毎年テーマを設けているのですが、今年は「文豪クラシック」。シーズン幕開けとなる4月は、「ドストエフスキー/死の家の記録」が取り上げられました…
カレンダーの日付が少しずつ9月に近づき、秋へのカウントダウンが始まったような気がします。秋には楽しみにしているプログラムが満載で、忘れないように手帳に書き留めるのに必死です。 とりわけ楽しみにしているコンサートや展示をピックアップして、ご紹…